個性豊かなポジション紹介 ~違いと主な役割~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
この記事では、ラグビーのポジションについて解説していきます。
ラグビーの基本的なルールについてはこちら↓

個性豊かなラグビーのポジション
前回、ラグビーは、15人vs15人で闘うスポーツと説明しました。
そして、その15人の中でそれぞれポジションが決まっており、1~8番をFW(フォワード)、9~15番をBK(バックス)と呼ぶこともお伝えしました。
ここではFW、BKそれぞれについて詳しく説明していきます。
背番号と位置は下図のようになります。

フォワード(FW)
まずはフォワードからです。
フォワードは8人から構成されており、1~3番までをフロントロー、4,5番をセカンドロー6~8番の後ろ3人をバックロー(またはサードロー)と呼びます。
ざっくりとした違いは、
フロントローとセカンドローは、身体が大きく常に身体を張り続ける縁の下の力持ちです。
彼らなくしてセットプレーのスクラムやラインアウトを安定させることはできません。
セットプレーについてはこちらの記事を参照ください↓
あとは最前線で身体を張るからなのかコワモテが多い印象です。笑(ただ優しい人が多いですよ)
バックローは、常に走り回りボールへ絡んでいくポジションです。
バックスのラインに入り攻撃に参加することもあるので、体力があり、器用な選手がこのポジションについたりします。
あと顔を切ったりしててコワモテ感が出ている選手が多いです。笑
コワモテばっか…笑
それでは、ひとつずつポジションを見ていきましょう。
プロップ(PR)
1番と3番です。スクラムの最前線で相手と組み合うポジションです。
体重が重く大柄な選手が多くスクラムの中で相手の首を取り合うので、首がとんでもなく強いです!鍛えすぎて首がない??選手も。
1番はスクラムの左側で組むため、片方の肩のみで組むこととなります。相手の3番が押し込んでくるのを押し返すパワーが必要です。
3番はスクラムの右側、両肩で組むことになります。スクラムは3番に体重をのせるように組むため、全体重を受け止め、相手を押すタフさが求められます。
フッカー(HO)
プロップと同じく屈強な選手が多く、スクラムで相手を押し込みながら、スクラムハーフが投入したボールを足で引っかけて自陣後方に送り込む役割も担います。
そのため、ボールの扱いやパスの上手さ等の器用さが求められます。
ロック(LO)
4番と5番です。真ん中に位置し、プロップ、フッカーと一緒にスクラムを押す役割を担います。
また、ラインアウト(タッチラインからボールを投げ入れて試合を再開するセットプレー)の時に空中でボールを奪い合う役割を担うことが多いことから、チームで最も背の高い選手がこのポジションにつく傾向があります。
ツインタワーなんて呼ばれたりしますね。笑
長い、そして太い腕で相手を薙ぎ倒す姿は圧巻ですよ!
フランカー(FL)
6番と7番です。チームで最も走るポジションで、スクラムではロックの両脇につきます。
世界的に有名なリッチー・マコウという選手がこのポジションで、「ボールあるところにマコウあり」と称されるほどの高い運動量を誇ります。
この言葉からもわかる通り、フランカーは常にボールを追いかけ、オフェンスではブレイクダウン(ボールを持っている選手にタックルし、密集ができているポイント)で相手を押し返し味方をサポート、
ディフェンスでは相手にタックルをぶちかましボールを奪うといった、攻守で非常に高い身体能力が求められます。
スクラムでは6番をブラインドサイドフランカー(タッチラインに近い側)、7番をオープンサイドフランカー(タッチラインから遠い側)としてつく形が見られます。
単純に左右でつく場合もありますが。
ちなみにリッチー・マコウは世界最高のオープンサイドフランカーです(でした)。
ナンバーエイト(No.8)
背番号が名前になっている唯一のポジションです。
唯一無二であるため、チームで一番身体能力が高いスーパーマンがこのポジションを担うことが多いです。
スクラムでは最後尾に位置し、前方から送られてくるボールをキープしたり、自ら持ってサイドを力づくで突破したりと器用さとパワーが求められます。
フォワードのリーダー的存在であり、フィールドを自由に走り回ります。
ちなみに私は、現役時代はロック、フランカー、No.8をやっておりました。
3つのポジションを経験しましたが、その中でも一番ロックがしっくりきたかなぁと。
コワモテが多い中、私はラグビーやってると言うと「その顔で!?」とびっくりされるぐらいの童顔みたいです。笑
別に顔は関係ないと思うんだけど…(^^;
…さて、気をとり直して次はバックスです。
バックス(BK)
バックスは7人から構成されており、9,10番をハーフバック、11~14番をスリークォーターバック、15番をフルバックと呼びます。
ざっくりとした違いは、
ハーフバックは、フォワードからバックスにボールを供給するスクラムハーフと試合の流れを決めるスタンドオフからなります。
彼らによって攻撃のテンポや試合の展開が決まるといっても過言ではない重要なポジションです。
スリークォーターバックは、センターとウイングからなり、トップスピードで相手にぶちかましたり、ステップで抜き去りトライをとったりと、足の速い選手や当たりの強い選手が担います。
フルバックは最後の砦です。
一番後ろに位置し、試合の状況から味方に指示したり攻撃に参加したり、突破してきた相手を止めたりと、重要なポジションです。
私は勝手に第2の司令塔と思ってます。
あんまり言うとあとで言うことなくなっちゃうんでこの辺で。笑
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!
スクラムハーフ(SH)
9番です。スクラムやモール、ラックと呼ばれる密集地帯(ブレイクダウンとも言います)でボールをバックスに供給するのが主な役割です。
ただボールを回すだけ??と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
スクラムハーフは常に相手フォワードからのプレッシャーにさらされるポジションでパスしたと同時にタックルされるなんてこともしばしば。
そのため、高度なパススキルや敏捷性、瞬時の状況判断力が求められます。
また主に小柄な選手が担うことが多いのにもかかわらず密集にいるため、相手フォワードの突破を防がなくてはならないというタフさも要求されます。
スタンドオフ(SO)
10番でチームの司令塔です。
バックスで一番最初にパスを受けとるため、パス、キック、ランと様々なプレーを選択でき、攻撃の起点となります。
パス、キック、ラン共に高い技術と試合を読む戦略眼、瞬時の状況判断力が求められます。
チームで一番キックの上手い選手が主に担い、以前の記事で説明したコンバージョンキックやペナルティキック、ドロップキックを蹴ることが多いポジションです。
キックに関してはこちらの記事で紹介しております。
楕円球の本領発揮 キック ~陣地争奪戦からスピード勝負まで~
日本では圧倒的にスタンドオフという呼び名が浸透しておりますが、国際的にはフライハーフ(FH)と呼ばれることが多いです。
センター(CTB)
12番と13番です。前から3/4(スリークォーター)番目に位置するため、正確にはセンタースリークォーターバックと呼ばれます。
スクラムからのセットプレーでは、主にスタンドオフからパスを受けて第一陣の攻撃として自ら突っ込むことが多く、身体の強い選手が担います。
また、ウイングへパスを繋いだり、裏にキックをしたりと身体能力に加えてパスやキックの技術力も必要です。
12番をインサイドセンター、13番をアウトサイドセンターと呼ぶこともあります。
チームによっては、10番と並んで12番に器用な選手を司令塔として配置し、13番にスピードとパワーを兼ね備えたデストロイヤーを置いたりします。
いずれにせよオフェンス、ディフェンス共にバックスの中でも最も相手とぶつかるポジションで、屈強な肉体が必須となります。
ウイング(WTB)
11番と14番です。センターと同じく前から3/4(スリークォーター)番目に位置するため、正確にはウイングスリークォーターバックと呼ばれます。
ウイングはフィールドの大外に位置し、文字通りチームの両翼になります。
主な仕事は巧みなステップで相手をかわし、その自慢のスピードで相手を置き去りにしてトライをとることです。
ラグビーの花形的ポジションであり、その走りは一番目を引くのではないでしょうか。
最近では、このポジションにフォワードと見紛うほどの大柄な選手がいることも珍しくありません。ライン際を豪快に走りながら止めにくる相手を弾き飛ばす様は圧巻です。
また、ディフェンスの時は相手のキックをしっかりと処理し、蹴り返して陣地をとり返すこともあるため、ロングキックやハイパント(上空高くに蹴り上げるキック)の精度も求められます。
フルバック(FB)
チームの最後尾に位置し、味方のバックスに指示を送るポジションです。
ときには攻撃に参加し、味方のディフェンスが突破された際には、最後の砦として身体を張って相手を止めるため、スピードと強靭な肉体が求められます。
センターの裏からトップスピードで攻撃に参加する姿は、ディフェンス側からしたら嫌で仕方ありません(^^;
また、ラグビーはキックで陣地をとりにいくため、蹴り合いになる場面が多々ありますが、そのときにキーとなるのが、最後尾に構えるフルバックです。
キックの応酬となったときに蹴り負けないキック力と狙った位置にボールを落とすテクニックが必須となります。
まさに最後の砦です。
以上、ラグビーのポジションについて解説しました。
次回は、セットプレーについて解説したいと思います。