天記 ~Ten’s Diary~

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ラグビー日本代表に外国人選手が多いワケ

こんにちは、天です。

ブログを読んでくださりありがとうございます。

 

本記事では、先週発表されたラグビーワールドカップの日本代表に外国人選手が多い理由について解説します。

 

前回記事↓

ラグビーのセットプレー ~スクラムやラインアウトとは

 

 

  

 

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ラグビー日本代表とは

文字通り、ラグビーの国際試合(テストマッチ)やワールドカップを闘うために選ばれた日本の代表です。

 

愛称はブレイブブロッサムズもしくはチェリーブロッサムズで、サクラのエンブレムを冠しています。

 

また、ラグビーでは、代表としてテストマッチに出場するとその証として「キャップ」が与えられます。

 

現在の世界最多キャップ保持者は、148キャップでニュージーランドオールブラックスのリッチー・マコウ選手です。

リッチー・マコウ - Wikipedia

 

なお、フル代表のことを日本代表と呼び、それ以外にも日本代表の候補となる年齢制限のない日本A代表と年齢制限のあるU20(20歳以下)日本代表などがあります。

 

サッカーではA代表がフル代表ですが、ラグビーではA代表はフル代表への候補者となるんですね。

 

 

ラグビーワールドカップ2019日本大会の日本代表31人

2019年8月29日、ついにラグビーワールドカップを闘う日本代表31人が選出されました。

 

選手名は日本ラグビーフットボール協会のHPに載っております↓

日本代表「ラグビーワールドカップ2019」最終登録メンバーのお知らせ|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。

 

こう見てみると外国人選手(日本人選手以外)が多く入っていることがわかると思います。

 

日本国籍を取得した選手も含めて15人と半分を占めています。

 

これは一体なぜなのでしょうか??

こちらについて詳しく解説したいと思います。

 

 

日本代表に外国人選手が多いワケ

外国人選手が多いワケには、ラグビーの代表資格における独特のルールが影響しています。

 

そのルールとは以下3つになります。日本に当てはめて紹介しますね。

 

1.日本で生まれた

2.両親、祖父母の1人が日本で生まれている

3.日本に3年以上住んでいる(2020年12月31日からは5年以上に変更される)

 

上記のいずれかひとつでも満たしていれば日本代表になれるんです。

 

「えっ!? 国籍関係ないの??」と思われるでしょう。

 

関係ないんですっ!!

 

そのため、日本で3年以上プレーしている外国籍の選手も日本代表になれちゃうんですっ!

 

でもこれって日本が見習うべき慣習ですよね。

 

まさにダイバーシティ(多様性)です。

 

外国人比率50%の日本代表は、国籍主義よりも多様性というグローバル化の先駆けであり、日本の企業は見習ってほしいものです。笑

 

話がそれました...

 

なんでこんなルールになっているかというと、ラグビー発祥の地イギリスの当時の情勢に由来します。

 

当時のイギリスは大英帝国として世界中に植民地を持っており、その土地にイギリス人がラグビーを教えに渡ったりしてました。

 

しかし、ラグビーを教えるために渡ったイギリス人が代表として試合に出たいと思っても国籍で代表資格の選別がされては、その国で代表になることができません。

 

これでは誰もラグビーをひろめに国外へ渡ろうとは考えませんよね。

 

そのため、その先々の土地でも代表となれるように今のようなルールが生まれたとのことです。

 

ちなみに上記の資格を有していたとしても代表になれない人もいます。

 

それは、既に他の国で代表としての試合経験がある人です。

 

これはまぁ当たり前っちゃぁ当たり前ですよね。

 

 

それでもみんな日本のために闘っている

この日本代表に外国人選手が入るということに賛否両論あります。

 

一般的な「日本代表なんだから日本国籍の選手だけで闘うべきだ」という国籍主義的な主張もそうですが、もうひとつの理由。

 

それは日本代表が長い間勝てなかったということです。

 

「外国人選手を使っても勝てないなら日本人選手でいいじゃん」という意見。

 

正直、私も日本代表が勝てない時代は同じように思っていました。

 

みなさんはどうでしょうか??

賛成でしょうか??反対でしょうか??

 

 

私は、いまは 賛成 です。

 

それは強くなったということもありますが、彼らも本気で日本のために闘っているからです。

 

例えば、主将のリーチマイケル選手。

 

リポビタンDのCMに出ているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

 

実は高校生のときに彼のいる高校と試合をしたことがあるんです。

その頃は助っ人外国人としか思っていませんでしたが、いまや日本代表のキャプテンです。

 

CMにある通り、ラグビーを通じて日本に恩返ししたいという想いで頑張っています。

日本のために闘う彼らは、生まれや国籍は違えど紛れもない日本代表であると私は思います。

 

また、私個人としては、代表とは勝つことを目的に活動していく必要があると考えています。

 

それは、勝たなければ誰も興味をもってくれないからです。

 

ラグビーが日本でここまでとり上げられるようになったのも、前回のワールドカップ南アフリカという超強豪国に勝ったからなんです。

 

代表が強くないと誰も見向きもしてくれない。

 

日本代表が勝つことで日本でラグビーが盛り上がり発展していく。

 

だからこそ日本代表が勝つためなら外国人選手は必要だと思います。

 

それに触発されて代表を奪いとろうと日本人選手の能力も上がっていくと思いますしね。

 

 そんなわけで、いまの日本代表は本当に強くなったと思います。

そんな日本代表と強豪国との試合が9月20日から始まります。

TV放映もするので、ぜひご覧ください!

 

 

以上、日本代表に外国人選手が多い理由について解説しました。

次回は、反則について解説したいと思います。

ラグビーの反則その1 ~軽い反則・重い反則ってなに?? ノックオンやオフサイドについて~