天記 ~Ten’s Diary~

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ラグビーのマニアック??なルールその1 ~珍しいフリーキックのあれこれ~

こんにちは、天です。

ブログを読んでくださりありがとうございます。

 

本日は、まだ紹介しきれていないラグビーのルールのなかで、フリーキックについて解説したいと思います。

 

少々マニアックで細かいルールかもしれませんし、観戦する上では特段覚えなくても問題ないのですが、より深く知りたいなぁというコアな方に向けて解説していきます。

 

前回は、国内外のラグビーの大会やリーグについて説明しました↓

ラグビーの国内外の主な大会とリーグ ~日本が参加している大会はどれ??~

 

 

 

 

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フリーキックとは

ラグビーにもフリーキックはあります。

 

あるのですが、試合中に滅多に見ることはありません。見れたらラッキーくらいの確率です。笑

 

というのも、そもそもフリーキックになる反則が少なく、その反則自体もちょっと気をつければいいことなので、ほぼとられることがありません。

 

なので、観戦する分には覚えなくても全然問題ありません。笑

 

観戦中にフリーキックの反則がでたら「あ、フリーキックだ。ラッキー!笑」くらいに思っておきましょう。

 

そんなフリーキックについて解説していきます。

 

 

フリーキックからの再開方法

タッチラインの外に蹴りだして相手ボールからのラインアウトで再開

・マイボールスクラムで再開

・マイボールラインアウトで再開(ラインアウトでのフリーキックの場合のみ)

・タップキック(ちょん蹴り)で再開

 

※相手はフリーキックの地点から10m後方に下がらなければならない

 

こうみるとペナルティキックと対して変わらないように見えますよね。

 

一番大きな違いは、タッチラインより外に蹴りだした場合、陣地はとれますが相手ボールとなってしまうことと、ペナルティゴールが狙えないことですね。

 

フリーキックでは直接得点に繋げることができないようになっています。

 

 

フリーキックでの禁止事項

「なら、タップキックしてそのままドロップゴールを狙えばいいじゃん」と思われた方!

 

なかなか鋭いですね。

 

確かに相手が10m下がっているので、キッカーはプレッシャーを感じることなく落ち着いてドロップゴールを狙うことができます。

 

しかし、フリーキックペナルティキックと明確に区分するため、直接得点をとれないこととなっているんです。

 

そのため、フリーキックを得たチームは、以下3つのいずれかを満たすまでドロップゴールを狙ってはいけないこととなっております。

 

・プレーが中断する

・相手ボールになる

・タックルされる

 

上2つはなかなかハードルが高いですよね。笑

 

「プレーが中断する」というのは、相手ないし自分のチームが反則をする、もしくはボールがラインの外にでるなどのことを指します。

 

「相手ボールになる」というのは、言わずもがな相手にボールをとられることです。

 

ボールをとられたらそもそもドロップゴールを狙えないし意味ないですよね。笑

 

なので、一番現実的なのは「タックルされる」ことですね。

 

タップキックして1回タックルされてポイントをつくり、ドロップゴールを狙う。これならなんの問題もありません。

 

フリーキックって珍しい反則の割には制約が多いんですよね。苦笑

 

またペナルティキックと同じく相手は10m下がらなければプレーに参加してはいけないので、速攻でリスタートしてノット10mの反則を誘う方法もあります。

 

ノット10mは10m下がらなかったという反則で、ペナルティキックとなりますので、更に自チームに有利となります。

 

 

フリーキックとなる反則

それではおまちかね、フリーキックとなる反則を見ていきましょう。

 

アーリーエンゲージ

スクラムのコールは、クラウチ、バインド、セットと3段階ですが、その「セット」のコールより早く組んでしまう反則です。

 

スクラムをいい姿勢で組みたいと、はやる気持ちがこの反則を呼び寄せてしまうんですね。

 

ちなみに昔は、クラウチ、タッチ、ホールド、エンゲージの4段階でした。

 

アーリーエンゲージとはそのときの組み合うコール、エンゲージの名残なんですね。

 

アーリープッシュ

こちらはスクラムにボールが投入される前に押してしまう反則です。

 

オーバータイム

スクラムにボールを投入できるのにしなかったときにとられる反則です。

 

レフリーからも早く入れるよう指示があるので、滅多なことではとられません。

 

ノットストレート

ラインアウトでは、ボールをゴールラインと平行に投げ入れないといけないのですが、平行に投げられずに曲がってしまったときにとられる反則です。

 

フリーキックのなかでは一番とられやすい反則だと思います。

 

というのも、やはり自分たちに有利なように少し自陣側に向けて投げちゃうことが多いんですよね。

 

ノット1m

これもラインアウトの反則で、相手と1m距離をとらないといけないのにとらなかったという反則です。

 

だいたいがお互いに片手を伸ばして手が触れるかくらいの距離をとれば間違いありません。

 

 

その他のフリーキック

その他にフリーキックの機会として、フェアキャッチがあります。

 

フェアキャッチとは、相手から蹴られたボールを自陣22mラインよりうしろでダイレクトキャッチしたときに「マーク!!」と宣言することで、その場からフリーキックとなります。

 

相手ディフェンスが目前まで迫っているときにフェアキャッチを行なうと安全にマイボールから再開することができるため、試合中見かけることもままあります。

 

 

以上、フリーキックについて解説しました。

次回はフリーキック以外のマニアックなルールについて解説したいと思います。