ラグビーのマニアック??なルールその2 ~間違えると相手ボールになっちゃうプレー~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
本日は、まだ紹介しきれていないラグビーのルールのなかで、少しマニアックなルールについて解説したいと思います。
前回のフリーキックと同じく観戦する上では特段覚えなくても問題ないのですが、より深く知りたいなぁというコアな方に向けて解説していきます。
前回はその中でもフリーキックについて解説しました↓
ラグビーのマニアック??なルールその1 ~珍しいフリーキックのあれこれ~
間違えると相手ボールになっちゃうプレー
ラグビーでは間違えたり勘違いによって思いがけずピンチに陥ってしまうことがあります。
せっかくピンチを脱しようとして行なったプレーが実は自チームにとって不利になってしまうプレーだった…
いやぁ~報われないですよね~…
ホントにちょっとの違いなんですけど、陣取り合戦と呼ばれるラグビーにとっては大きな痛手となってしまうんですよね。
強いチームでは、あえて相手にその選択をさせることで自チームに有利に運ぼうとしたりします。
なぜ、相手ボールになるとわかってて、そのプレーを選択するのか??
それは、そうしないと相手にトライをとられる可能性が極めて高くなるからです。
今回はそんなプレーの数々をご紹介します。
自陣22mライン内に持ち込んでダイレクトタッチ
自陣22mラインよりうしろ(自陣側)からボールをタッチラインにダイレクト(地面にボールがつかず)に蹴り出した場合、ボールが出た位置から相手ボールのラインアウトとなります。
自陣で闘っているときに陣地を回復しようとするときによく見られる光景です。
しかし、この際に注意しないといけない点があります。
それは、自陣22mラインより前でボールをダイレクトで蹴り出した場合は、ダイレクトタッチとなり蹴った位置から相手ボールのラインアウトで再開するということです。
この自陣22mラインより前というのが曲者で、これはキッカーの位置ではなく、そのボールをどこで捕ったかで決まります。
つまり、自陣22mラインよりも前でボールをキャッチして、そのまま自陣22mラインに持ち込んでキックした場合も、判定としては自陣22mラインより前で蹴り出したということになります。
基本的にこのミスをする選手はほとんどいませんが、判断が難しいのがボールを下がりながらキャッチし、キャッチした地点が自陣22mライン上(もしくはライン内だったのか外だったのか微妙な位置)だった場合。
これはレフリーの判断になりますが、自陣22mラインより内側だったかどうかなんて言ってくれません。ダイレクトで蹴り出したときまでどっちになるかわからない状態です。
なので、この場合はだいたいは外に蹴り出さずに相手選手の裏をとるようなキックを蹴る場合が多いですかね。運に任せてダイレクトで蹴り出す真似はほとんどしません。笑
もうひとつのパターンだと、自陣22mラインより前でポイントができ、ボールをバックスにパスしてそのままタッチラインに蹴り出す…これもダイレクトタッチとなり蹴り出した位置から相手ボールのラインアウトとなります。
ポイントが自陣22mラインを越えているからダイレクトで蹴り出しちゃダメだよという判定です。
つまり、自陣22mラインよりうしろからモールをつくって押して22mラインを越えてしまった場合もダイレクトタッチとなります。
ただし、自陣22mラインより前でポイントができていた場合に、一旦22mラインよりうしろでポイントをつくってから蹴り出せば、ダイレクトタッチにはなりません。ボールがタッチラインを越えた位置から相手ボールのラインアウトとなります。
こう見てみると22mライン際の攻防もなかなか奥が深いですよね。
ボールを自陣インゴールに持ち込んでグラウディング
こちらは、自陣のインゴール(ゴールラインとデッドボールラインの間のゾーン)にボールを持ち込んでしまうパターンです。
通常、ボールがインゴールにある場合、相手チームにグラウディングされるとトライとなりますが、自チームがグラウディングすると自陣22mラインよりうしろからマイボールのドロップキックで再開となります。
しかし、ボールを自らインゴールに持ち込んでグラウディングすると、自陣5mラインから相手ボールのスクラムとなります。
よくあるのが相手選手がグラバーキックをして味方を走らせトライをとりに、自チームはそれを阻止しようとしてボールを追いかけます。
ボールがインゴール内に入り、相手選手と自チームの選手どちらかが先にボールをグラウディングする…というような状況です。
相手がグラウディングすればトライ、自チームの選手がグラウディングすれば22mラインよりうしろからドロップキックとなります。
判断が難しいのが、相手が蹴ったボールがインゴールに入らずゴールラインの手前で止まる or 止まりそうなときです。
うしろから相手も全力で迫ってきており、おそらくボールをとってもすぐにタックルされてボールを奪われてしまうかもしれない状況…
こんなとき、タッチラインが近ければそのままボールを蹴り出すこともありますが、近くなければ自らボールをインゴールに持ち込んでグラウディングします。
そして相手ボールのスクラムで再開。ピンチは続きますが、そのままトライされるよりかはマシ…となります。
観戦しているときにこのようなプレーを観ることができたら「うまいなぁ~!」と唸ること間違いないでしょう。笑
以上、間違えると相手ボールになっちゃうラグビーの複雑なルールについて解説しました。
トップチームでこんなミスをやらかす選手はいませんが、そうせざるをえない状況になって渋々するということは、まま起こります。
ラグビーのマニアック??なルールその1 ~珍しいフリーキックのあれこれ~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
本日は、まだ紹介しきれていないラグビーのルールのなかで、フリーキックについて解説したいと思います。
少々マニアックで細かいルールかもしれませんし、観戦する上では特段覚えなくても問題ないのですが、より深く知りたいなぁというコアな方に向けて解説していきます。
前回は、国内外のラグビーの大会やリーグについて説明しました↓
ラグビーの国内外の主な大会とリーグ ~日本が参加している大会はどれ??~
フリーキックとは
あるのですが、試合中に滅多に見ることはありません。見れたらラッキーくらいの確率です。笑
というのも、そもそもフリーキックになる反則が少なく、その反則自体もちょっと気をつければいいことなので、ほぼとられることがありません。
なので、観戦する分には覚えなくても全然問題ありません。笑
観戦中にフリーキックの反則がでたら「あ、フリーキックだ。ラッキー!笑」くらいに思っておきましょう。
そんなフリーキックについて解説していきます。
フリーキックからの再開方法
・タッチラインの外に蹴りだして相手ボールからのラインアウトで再開
・マイボールスクラムで再開
・マイボールラインアウトで再開(ラインアウトでのフリーキックの場合のみ)
・タップキック(ちょん蹴り)で再開
※相手はフリーキックの地点から10m後方に下がらなければならない
こうみるとペナルティキックと対して変わらないように見えますよね。
一番大きな違いは、タッチラインより外に蹴りだした場合、陣地はとれますが相手ボールとなってしまうことと、ペナルティゴールが狙えないことですね。
フリーキックでは直接得点に繋げることができないようになっています。
フリーキックでの禁止事項
「なら、タップキックしてそのままドロップゴールを狙えばいいじゃん」と思われた方!
なかなか鋭いですね。
確かに相手が10m下がっているので、キッカーはプレッシャーを感じることなく落ち着いてドロップゴールを狙うことができます。
しかし、フリーキックはペナルティキックと明確に区分するため、直接得点をとれないこととなっているんです。
そのため、フリーキックを得たチームは、以下3つのいずれかを満たすまでドロップゴールを狙ってはいけないこととなっております。
・プレーが中断する
・相手ボールになる
・タックルされる
上2つはなかなかハードルが高いですよね。笑
「プレーが中断する」というのは、相手ないし自分のチームが反則をする、もしくはボールがラインの外にでるなどのことを指します。
「相手ボールになる」というのは、言わずもがな相手にボールをとられることです。
ボールをとられたらそもそもドロップゴールを狙えないし意味ないですよね。笑
なので、一番現実的なのは「タックルされる」ことですね。
タップキックして1回タックルされてポイントをつくり、ドロップゴールを狙う。これならなんの問題もありません。
フリーキックって珍しい反則の割には制約が多いんですよね。苦笑
またペナルティキックと同じく相手は10m下がらなければプレーに参加してはいけないので、速攻でリスタートしてノット10mの反則を誘う方法もあります。
ノット10mは10m下がらなかったという反則で、ペナルティキックとなりますので、更に自チームに有利となります。
フリーキックとなる反則
それではおまちかね、フリーキックとなる反則を見ていきましょう。
アーリーエンゲージ
スクラムのコールは、クラウチ、バインド、セットと3段階ですが、その「セット」のコールより早く組んでしまう反則です。
スクラムをいい姿勢で組みたいと、はやる気持ちがこの反則を呼び寄せてしまうんですね。
ちなみに昔は、クラウチ、タッチ、ホールド、エンゲージの4段階でした。
アーリーエンゲージとはそのときの組み合うコール、エンゲージの名残なんですね。
アーリープッシュ
こちらはスクラムにボールが投入される前に押してしまう反則です。
オーバータイム
スクラムにボールを投入できるのにしなかったときにとられる反則です。
レフリーからも早く入れるよう指示があるので、滅多なことではとられません。
ノットストレート
ラインアウトでは、ボールをゴールラインと平行に投げ入れないといけないのですが、平行に投げられずに曲がってしまったときにとられる反則です。
フリーキックのなかでは一番とられやすい反則だと思います。
というのも、やはり自分たちに有利なように少し自陣側に向けて投げちゃうことが多いんですよね。
ノット1m
これもラインアウトの反則で、相手と1m距離をとらないといけないのにとらなかったという反則です。
だいたいがお互いに片手を伸ばして手が触れるかくらいの距離をとれば間違いありません。
その他のフリーキック
その他にフリーキックの機会として、フェアキャッチがあります。
フェアキャッチとは、相手から蹴られたボールを自陣22mラインよりうしろでダイレクトキャッチしたときに「マーク!!」と宣言することで、その場からフリーキックとなります。
相手ディフェンスが目前まで迫っているときにフェアキャッチを行なうと安全にマイボールから再開することができるため、試合中見かけることもままあります。
以上、フリーキックについて解説しました。
次回はフリーキック以外のマニアックなルールについて解説したいと思います。
ラグビーの国内外の主な大会とリーグ ~日本が参加している大会はどれ??~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
本日は国内と海外でどんな大会やリーグがあるのか、主なところを紹介したいと思います。
日本以外に気になる国はどの大会に出ているのか、参考にしていただければ嬉しいです。
前回は実際に観戦してみた感想を書きました↓
ラグビー観戦してみた!その1 ~ブレディスローカップ_ニュージーランドオールブラックスvsオーストラリアワラビーズ~
ラグビー観戦してみた!その2 ~スーパーラグビー_サンウルブズvsレベルズ~
ラグビーユニオンとラグビーリーグ
ラグビーには2つのルール体系があり、それぞれラグビーユニオンとラグビーリーグと呼ばれております。
ラグビーユニオンは15人制でラグビーリーグは13人制となり、日本でラグビーと呼ばれているのはラグビーユニオンのことを指します。
9月20日から開幕するラグビーワールドカップ2019日本大会もラグビーユニオンの大会です。
これから解説するリーグ戦もラグビーユニオンの話となりますので、お間違えなく。
よく”ラグビーリーグ戦”と言われるのは”ラグビーユニオンのリーグ戦”という意味です。ややこしいですね...笑
国内
ジャパンラグビートップリーグ
日本の社会人ラグビーの全国リーグです。
サントリーや神戸製鋼所などの計16チームが所属し秋から冬にかけて全国の競技場で行なわれます。
まず、16チームでリーグ戦を行ない、上位4チームによるトーナメント戦(トップリーグプレーオフ)で優勝チームを決定します。
ジャパンラグビートップチャレンジリーグ
ジャパンラグビートップリーグの2部に相当するリーグです。
サッカーでいうJ2と思っていただければわかりやすいですかね。
チーム数は8チームで、総当たり戦を実施後、上位4チームと下位4チームに分かれて総当たり戦を行ない優勝チームを決定します。
開催年にもよりますが、トップリーグ下位チームとトップチャレンジリーグ上位チームとの入替戦もしくは自動昇降格によって入替わりがあります。
また、トップチャレンジリーグ下位チームは、トップイーストリーグなどの地域リーグ上位チームとの入替戦もしくは自動昇降格があります。
海外
ザ・ラグビーチャンピオンシップ(トライネイションズ)
ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの4ヶ国対抗戦です。
2011年までは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3ヶ国でトライネイションズと呼ばれてましたが、2012年からアルゼンチンが加わり、ザ・ラグビーチャンピオンシップと名称を変更しました。
世界トップレベルの代表によるレベルの高い試合が展開されます。
ちなみにそれぞれの代表には愛称があり、
ニュージーランド・オールブラックス、オーストラリア・ワラビーズ、南アフリカ・スプリングボクス、アルゼンチン・ロス・プーマスと呼ばれます。
シックスネイションズ
こちらは欧州6ヶ国対抗戦です。
イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、フランス、イタリアから構成されております。
全勝優勝のことをグランドスラムと呼び、最近では2019年ウェールズ、2018年アイルランド、2016年イングランドがグランドスラムを達成しました。
こちらもザ・ラグビーチャンピオンシップと同様、世界トップレベルの試合が展開されます。
ワールドラグビーパシフィックネイションズカップ
日本が出場する国際大会がこちらになります。
参加国は、日本、フィジー、トンガ、サモア、アメリカ、カナダの6ヶ国で、ティア2の国の強化を目的に行なわれております。
ティア2とは一体何でしょうか。
ラグビーには世界ランキングとは別にティアと呼ばれる階級が存在します。
強豪国のティア1
中堅国のティア2
発展国のティア3
ティア1の国は、上で紹介したザ・ラグビーチャンピオンシップとシックスネイションズに参加している10ヶ国です。
日本はティア2に所属し、ティア1になるべく今回のラグビーワールドカップで予選突破しベスト8を目指しております。
まぁ1回ベスト8になったくらいじゃティア1になるのは難しいのですが、上にあがるための足掛かりにはなるかなぁと。
というのも、元々アルゼンチンもティア2でしたが、2007年のワールドカップで3位、2011年のワールドカップでベスト8、2012年からザ・ラグビーチャンピオンシップに参加と、着実に実績を積み、見事ティア1の仲間入りを果たしてます。
なので、日本も予選突破しベスト8になるのは、ティア1にあがるための最低ラインだと思うんですよね。
話をパシフィックネイションズカップに戻しますね。
2019年はプールA(フィジー、トンガ、アメリカ)とプールB(日本、サモア、カナダ)に分かれて他プールの3ヶ国と試合を行ないました。
つまり日本は、プールAのフィジー、トンガ、アメリカと試合をすることになります。
今年の結果は...
見事3勝し、優勝!パチパチパチ...
やはり日本が勝ってくれると嬉しいものですよねっ!
ますます今回のラグビーワールドカップ2019日本大会が楽しみですね!
海外のリーグ
海外のクラブチームによるリーグを簡単に紹介します。
まずは、スーパーラグビー
日本のサンウルブズも参加しているリーグで、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本の15のクラブチームから構成されます。
2021年からサンウルブズが除外されてしまうのは残念です...
お次はプレミアシップ
イングランドのトップリーグで、12のクラブチームから構成されます。
トップ14
フランスのプロクラブリーグで、14のクラブチームから構成されます。
プロ14
ウェールズ、スコットランド、アイルランド、イタリア、南アフリカの5ヶ国で行なわれるリーグで、14のクラブチームから構成されます。
このプレミアシップ、トップ14、プロ14の3リーグが欧州の最高峰のリーグとなります。
以上、国内外の大会やリーグについて紹介しました。
ここで紹介した以外にもたくさんの大会やリーグがあります。それこそ高校生の花園や大学生の大学選手権などなど。
自分が興味のある大会を調べて観戦してみるのもいいかもしれませんね。
次回は、ラグビーのルールの中で紹介しきれなかったけど知らなくても問題ない??笑、マニアックなルールについて解説したいと思います。
ラグビー観戦してみた!その2 ~スーパーラグビー_サンウルブズvsレベルズ~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
本日もラグビー観戦をしてみた感想を書きたいと思います。
第2弾として、2019年5月25日に秩父宮ラグビー場で行なわれたスーパーラグビー_サンウルブズvsレベルズの試合を観戦した感想を書いていきます。
これから始まるラグビーワールドカップ2019日本大会を観戦する参考になれば嬉しいです。
前回はラグビー観戦してみた第1弾として、NZオールブラックスvsAUSワラビーズの試合の感想を書きました↓
ラグビー観戦してみた!その1 ~ブレディスローカップ_ニュージーランドオールブラックスvsオーストラリアワラビーズ~
スーパーラグビーとは
ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本の5ヶ国、計15のクラブチームで行なわれる国際リーグです。
日本は、2016年からサンウルブズとして参加しております。
サンウルブズは日本代表の強化を目的につくられたプロクラブで、所属する選手は日本代表候補として召集されています。
スーパーラグビーに参加しているクラブチームは、ニュージーランドをはじめ南半球のトップレベルの国々から構成されており、所属する選手も代表もしくは代表候補で、非常に高いレベルのプレーを観ることができます。
そんなスーパーラグビーの試合に初参戦してきました。
会場の雰囲気
スーパーラグビーは、ホーム&アウェイで闘うことから、そのほとんどが海外で試合が行なわれるため、サンウルブズがホームで闘う試合だけが日本で観ることができる唯一の機会となります。
しかも、2021年シーズンからサンウルブズが除外されるため、スーパーラグビーを日本で観られる機会というのはほとんどありません。
「これは観に行くっきゃない!」
ということで、私も参戦してきました。
今回のサンウルブズの相手はオーストラリアのクラブチーム、レベルズです。
レベルズは現・元オーストラリア代表が複数人所属するチームで、特にクエイド・クーパーのプレーを非常に楽しみにしながら観戦しました。
場所は東京にある秩父宮ラグビー場でラグビー専用のスタジアムとなっております。
ラグビー専用のスタジアムだけあって客席からコートまでが近いんですよね。
目と鼻の先で観るプレーは迫力満点です!
いざ、スタジアムに足を踏み入れると、たくさんのブースが並びサンウルブズを応援するムード一色でした!
ジャージなど様々なグッズが売られておりましたが、私はタオルを購入。
なかなかいい感じです。
会場内にはパネルもあり、記念にパシャり。
今回も大量に買い込んでます。笑
レベルズのジャージを買うか非常に悩んだのですが、購入を断念。今思えば買えばよかったなぁ~...と少々後悔しております。
※今回は普通に外で買ったものを持ち込めましたが、ワールドカップではアルコールを含めた飲食物の持ち込みが禁止されているそうですね。
会場内で買えということでしょうが、入場に60分程度要すると謳ってるだけに飲み物を買うのもメッサ並びそうでとても不安ですね...
観戦した感想
初のスーパーラグビー、しかも秩父宮ラグビー場も相まってスーパープレーを間近で観ることができました!
特に一番興奮したのが、クエイド・クーパーが放った超ロングパス!
そのままトライへと繋がったその芸術的なパスに酔いしれました。
まぁ、ビール飲んで酔ってたんですけどね。笑
結果は、7vs52とレベルズの力を見せつけられた形となりましたが、素晴らしいプレーの数々に魅せられ楽しむことができました!
試合後、選手たちが写真撮影に応じてて、普通に帰ろうとした自分を恨んだものです...笑
結局、写真撮れなかった...
準備しておけば役立つもの
スーパーラグビーもとても楽しめましたが、屋根のない席だったので、日差しをもろにくらいました。
5月の終わりでも充分暑かったですね。
そんな天候にも負けない熱い試合を更に楽しむために準備しておけば役立つものをご紹介します。
1.日焼け止め
日焼けしたくない人にとっては地味に必要ですね。
かく言う私も日焼け止めを塗らずに参戦したため、見事に日焼けしてしまい後悔しました。笑
ワールドカップが開幕する時期はまだまだ日差しの厳しい時期ですので、日焼けしたくない人はお忘れなく。
2.クッション
長時間座りっぱなしだとお尻が痛くなります。
なので、持ち運びしやすい折り畳み式のクッションがあれば重宝しますよ。
特に10月後半~のナイトゲームは席自体も冷えますしね。
3.ブランケット
こちらも10月くらいからのナイトゲームで重宝します。
日が落ちると冷え込む季節となりますので、1枚あれば凍えて観戦する心配もありません。
特に女性や冷え性の方は忘れずに持って行った方がいいでしょう。
4.雨合羽
スタジアムは基本屋外なので、雨の予報のときは持っていきましょう。
スタジアム内で傘をさすことは周りの観客の迷惑となりますので、雨の心配があるときは雨合羽の用意をお忘れなく。
5.楽しもうとする気持ち
前回も言いましたがこれが一番大事です!笑
とにもかくにも周りに迷惑をかけない範囲で思いきり楽しむことが第1条件です!
観戦するときは「今日ははっちゃけるぞっ!!」という気持ちを忘れずにしましょう。
以上、実際にスーパーラグビーを観戦してみた感想を書いてみました。
まもなく始まるラグビーワールドカップ2019日本大会を観戦する上での参考になれば幸甚です。
次回は、ラグビーの国内リーグや海外リーグについて解説したいと思います。
ラグビー観戦してみた!その1 ~ブレディスローカップ_ニュージーランドオールブラックスvsオーストラリアワラビーズ~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
本日は実際にラグビー観戦をしてみた感想を書きたいと思います。
その第1弾として、2018年10月27日に日産スタジアムで行なわれたブレディスローカップ_ニュージーランド代表オールブラックスvsオーストラリア代表ワラビーズの試合を観戦した感想を書いていきます。
これから始まるラグビーワールドカップ2019日本大会を観戦する参考になれば嬉しいです。
前回記事にはワールドカップまでに覚えておきたいルールを解説しております↓
ラグビーの最低限覚えておきたいルール4選 ~これさえ見ればラグビーワールドカップ2019日本大会に間に合う~
ブレディスローカップとは
ニュージーランド代表(NZ)オールブラックスとオーストラリア代表(AUS)ワラビーズとで行なわれる国際試合のことを指します。
通算成績で勝利数の多いチームが優勝チームとなり、ブレディスローカップが授与されます。
ちなみにオールブラックスはNZ代表の、ワラビーズはAUS代表のそれぞれの愛称となります。
会場の雰囲気
NZとAUSの国際試合だけあって、その試合のほとんどがNZもしくはAUSの国内で行なわれます。
「それが日本で観れる!」
行かないわけにはいきません。
ということで、私も参戦してきました。
場所は横浜の日産スタジアムで、会場周辺のハブには多くの観客(であろう外国人)が集まりビールを飲んでました。
また、日産スタジアムへと続く道のコンビニはどこも混雑しており、ビールを大量に買い込む人たちでごった返しておりました。
まさにビールを飲む・求める人たちで溢れかえっている状況です。
そんな光景に便乗して私もビールを購入。笑
ただ、会場に入る前に手荷物検査があるんですよね。普段なら缶とか持ち込んじゃダメなので、ちょっと不安に...
周りを見渡すとコンビニ袋をぶら下げた人たちが続々と入っていくので大丈夫だろうと突撃!笑
無事手荷物検査を通過できました。
ちなみに私は試合前にラーメン博物館でらーめんを食べてから参戦しました。笑
いざ、スタジアム内に入ると会場は観客で埋め尽くされすごい熱気!
オールブラックスやワラビーズのジャージを着た人がそこら中におり、国際試合の熱狂ぶりをひしひしと肌で感じました。
「いやぁ~ついにきたか」とテンション上がりっぱなし!
なお、会場内ではビールの売り子さんもいたので、足りなくなったらいつでもビールを買うことができました。
わざわざ売店に買いに行かなくていいってのは、好プレーを逃す心配がなく嬉しいですよね。
※ワールドカップでは、アルコールを含めた飲食物の持ち込みが禁止されているそうですね。
会場内で買えということでしょうが、入場に60分程度要すると謳ってるだけに飲み物を買うのもメッサ並びそうでとても不安ですね...
観戦した感想
正直、オールブラックスを初めて生で見たので、ものすごく感動しました。
ハカも迫力満点!
ハカとは、NZ代表オールブラックスが試合前に自身を鼓舞するために舞う民族舞踊です。
会場を包み込む独特の雰囲気は、それはもう圧巻です!
結果は、37vs20でNZオールブラックスが勝利しましたが、どちらのチームも数々のプレーで魅せてくれました。
もっと写真撮ればよかったなぁと少し後悔...
観戦中に観客とのちょっとした交流もありました。
隣の席のご夫婦がオールブラックスのファン(しっかりオールブラックスのジャージを着てました)で、オールブラックスがトライをとったり好プレーをするたびに大盛り上がり。
「うるさくてごめんなさいね」って言われたのですが、うるさいわけないですよね!
盛り上がってるのを見るとこちらも楽しくなるし、一緒に盛り上がりたくなります。
「こっちも楽しんでるよ」と、もう少しうまく伝えたかったなぁ...と英語が苦手な私は思うのでした。笑
あと試合中にウェーブが起きましたね。
「試合中にウェーブ!?笑」って思いましたが、会場全体を巻き込んで起こるウェーブは、敵味方関係なく一体感を醸成するほどの威力がありましたね!
ただ、あと少しで私のところまで来るというタイミングでいい場面となりウェーブが途切れてしまう...ということが何度かありました。
一緒にウェーブしたかったなぁ...
準備しておけば役立つもの
試合前から試合中にかけてビールをよく飲むし、みんなで楽しもうという感じがして、盛り上がりたい私にとってはとても心地のいい空間でした。
お酒が好きな人や盛り上がりたい人には国際試合はおすすめです。
日本戦じゃなくても充分楽しめます!
そんな楽しい観戦を更に楽しくできるであろう持ち物について紹介したいと思います。
1.雨合羽
ラグビー場はそのほとんどが屋外です。
スタジアムの一部分に屋根があることもありますが、基本的に屋根のない場所での観戦となります。
雨が降ってきたときに傘をさしてしまうと周りの観客の迷惑となってしまうので、予報で雨が降りそうなときは、雨合羽を持っていくようにしましょう。
2.日焼け止め
日焼けしたくない人にとっては地味に必要ですね。
というのも、晴天のときの観戦となると80分間延々と太陽の光を浴びることとなります。
ラグビーワールドカップは9月20日開幕と、まだまだ残暑の厳しい時期ですので、日焼けしたくない人はお忘れなく。
3.ブランケット
逆に終盤になってくると寒くなってきます。
決勝戦は11月2日と肌寒い季節です。
そんな季節の中、屋外で80分間身体を動かさずにいたらさすがに寒いでしょう。
特に女性や冷え性の方は忘れずに持っていった方が無難かと。
4.楽しもうとする気持ち
これが一番大事ですね。笑
どんなにいい試合も自ら楽しもうとする気持ちがなければ楽しくありません。
せっかく時間もお金もかけて行くのに楽しめなかったらもったいない!
観戦するときは「今日は目一杯楽しむぞ~!!」という気持ちを忘れずにしましょう。
以上、実際にラグビーの国際試合を観戦してみた感想を書いてみました。
これから海外の試合を観るという人の参考になれば幸甚です。
次回は、ラグビー観戦してみた!その2と題して、スーパーラグビーのサンウルブズvsレベルズの試合の感想を書きたいと思います。
ラグビーの最低限覚えておきたいルール4選 ~これさえ見ればラグビーワールドカップ2019日本大会に間に合う~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます
本日は最低限覚えておきたいルールについて解説します。
ここまでたくさんのルールを解説してきました。ただ、正直多すぎて全部覚えきれませんよね…(^^;
そこで、本日はこれだけ覚えておけば試合観戦しても充分楽しめるというルールをピックアップしてご紹介したいと思います。
前回はキックについて解説しました↓
楕円球の本領発揮 キック ~陣地争奪戦からスピード勝負まで~
- 1.相手陣深く攻め込む! ラグビーは陣取り合戦
- 2.ボールは前に投げても落としてもいけません! スローフォワード&ノックオン
- 3.ボールの流れを止めてはいけません! ブレイクダウンでの反則
- 4.ボールをグラウディングすれば勝ち! トライ
1.相手陣深く攻め込む! ラグビーは陣取り合戦
1つ目は、ラグビーは陣取り合戦ということです。
ラグビーは自分の身体ひとつで前にボールを運ぶスポーツで、いかに相手陣でプレーするかが大きなカギを握ります。
相手陣でプレーした方が得点を得るチャンスも増えるし、自陣ゴールラインを背負ってプレーするよりも精神的に安定した状態でプレーできるため、陣地を獲得するためのプレーを優先的に選択していきます。
このことを覚えておけば、キックの蹴り合いになったり、マイボールで攻撃している途中でキックしてタッチラインの外に出す意味が、「あ、いま陣地をとりにいってるんだなぁ」と理解することができます。
戦略的にも相手陣深くでプレーすることが非常に大事になってくるんです。
2.ボールは前に投げても落としてもいけません! スローフォワード&ノックオン
2つ目は、ボールは前に投げても落としてもいけないということです。
ボールを前に投げた場合は、スローフォワード
ボールを前に落とした場合は、ノックオンの反則となります。
特にノックオンは試合中によく見る反則のひとつですので、ひと試合観るだけで、「あ、ノックオン」とさらっと出てくるほどいつの間にかに覚えてしまっているくらいです。笑
この前に投げてはいけないということからも陣地をとることがどれだけ大切かがおわかりいただけるかと思います。
3.ボールの流れを止めてはいけません! ブレイクダウンでの反則
3つ目は、ボールの流れを止めてはいけないということです。
ラグビーはボールを常に動かし続けることを良しとするスポーツで、故意だろうとそうでなかろうとボールの流れを邪魔すると反則となります。
特にブレイクダウン(密集)では、ボールの奪い合いとなるため、多くの反則が発生します。
ハンド、ノットリリースザボール、ホールディング、ノットロールアウェイ、オーバーザトップなどは、ボールを動かそうとするプレーの邪魔をしたとしてペナルティとなります。
ひとつひとつの反則を覚えるよりかは、ブレイクダウンで反則があった場合は、「ボールの流れを邪魔したんだ」と理解し、その中で「どんな反則なのかな??」と思っていただければいいと思います。
ブレイクダウンでの反則についてはこちらの記事を参照ください↓
ラグビーの反則その2 ~タックルや密集での様々なペナルティ~
4.ボールをグラウディングすれば勝ち! トライ
最後は、得点のとり方です。
相手ゴールライン(H型のゴールポストが立っているライン)を越えてボールを地面につける(グラウディング)すれば得点となり、5点入ります。
これをトライと呼びます。
そして、トライのあとにはコンバージョンキックと呼ばれるプレーで、ボールを蹴りゴールポストのHポールの間をボールが通れば追加で2点となります。
他にもペナルティゴールやドロップゴールが決まれば3点獲得することができますが、基本的にはトライをいっぱいとったチームが勝つことが多くなります。
それに観客的には、キックで得点するよりもトライがたくさん生まれる試合の方が観てて楽しいものでもあります。
以上、最低限覚えておきたいルール4選について解説しました。
ラグビーワールドカップ2019日本大会開幕まであと10日余り。ぜひ少しだけルールを覚えて楽しく観戦していただければなぁと思います。
次回は、去年日本で開催されたブレディスローカップのNZオールブラックスvsAUSワラビーズの観戦体験を書きたいと思います。
楕円球の本領発揮 キック ~陣地争奪戦からスピード勝負まで~
こんにちは、天です。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
本日は陣地争奪の要となるキックについて解説します。
一言でキックといっても様々な種類があり、状況によって選択肢が変わってきますので、ひとつずつ見ていきましょう。
前回はパスについて解説しました↓
- 楕円球の醍醐味! キック
- 陣地をとる! スクリューキック
- 天高く蹴り上げる! ハイパント
- 相手の裏へ! グラバーキック
- 大外の味方へ一気に! キックパス
- 会場を沸かせる! ドロップキック
- 気をつけよう! ダイレクトタッチ
楕円球の醍醐味! キック
試合の中で一番多く見られるのは、陣地をとりに行くキックではないでしょうか。
ポイントからスクラムハーフがボールを出して、スタンドオフがキック、そのままタッチへ。もしくは相手のウイングがキャッチしてカウンターか蹴り返すか。
こんなシーンがラグビーではよく見られます。
これはラグビーが陣取り合戦だからと言う他ありません。
相手ボールになってもキックで効率よく陣地をとりに行き、相手陣でプレーすることが大切で、相手陣でプレーする時間が長ければ長いほど、得点できる可能性が高くなります。
ラグビーでは、チームのまとまりや個々人の身体能力・身体の大きさによって優劣が決するため、ラッキーパンチはほとんど起こりません。
しかし、キックに関しては例外で、楕円球から繰り出される予測不可能なバウンドは、ときに思わぬ方向に飛んでいき、相手の胸にスポッとおさまったりします。
それが試合を盛り上げてくれる一助になったりするんですよね。
まぁトップレベルの選手はバウンドする方向もある程度コントロールして蹴れるとか。
そして忘れてはならないのが、オフサイドの反則です。キックを蹴った位置よりも前にいる選手はプレーに参加できないので、キックした選手もしくはそれより後方の選手が前に出てオフサイドラインを上げてあげる必要があります。
また、滅多にとられることはありませんが、ボールの落下予測地点から10mの円形内にいる選手は、その場から離れないと10mサークルオフサイドという反則をとられます。
これは覚えなくてもいいですね。ほんとに滅多にとられないので…
陣地をとる! スクリューキック
まずは、陣地をとりに行くときによく見られるスクリューキックです。
ボールに回転をかけて蹴ることで飛距離を伸ばします。
自陣深くに攻め込まれたときなど、遠くに飛ばしたいとき、陣地を挽回したいときなどに蹴ることが多いです。
楕円の軸に対して回転させるのが基本ですが、精度を上げるために楕円の軸そのものを回転させる蹴り方をするときもあります。これをドロップパントと呼びます。
天高く蹴り上げる! ハイパント
お次は、ハイパントです。
このキックは、天高ぁ~~く打ち上げるように蹴ります。
距離は出ませんが、高く蹴り上げることで滞空時間が長くなるので、ボールを競りにいったり(空中でボールをとり合う)相手がキャッチした瞬間にタックルに入ったりできます。
主にセンターラインや10mライン付近にいるときに使うことが多いですね。
というのも、自陣にいるときに使うにはリスクが大きく、相手陣ではフェアキャッチされるため、あまり使う意味がないのかなぁってのが理由として挙げられるます。
フェアキャッチとは、自陣22mラインより内側でダイレクト(ノーバウンド)でボールをキャッチしたときに「マーク!」と叫ぶと一旦プレーが中断し、フリーキックとなります。また、相手はフェアキャッチした位置から10m下がらなければなりません。
たまにマークと宣言したためディフェンスもタックルするのをやめたもののレフリーが聞こえておらずフェアキャッチが成立しないという珍事件が起こります。笑
なので、しっかりと大きな声で主張することが大切なんですね。笑
相手の裏へ! グラバーキック
これは相手が上がってきて裏があいたときなどに蹴るキックで、その名の通り地を這うように転がります。
主にディフェンスの間を縫って裏に蹴ることで味方の選手を走らせるときに使われます。
ボールの蹴り方によって右に曲がったり左に曲がったり、何バウンド目かに高く浮き上がったりと、まるで生きているかのような様々な姿を見せてくれます。
まさに脚に自信がある選手にとっては見せ場であり、相手とのスピード勝負です。
相手を置き去りにしてボールをとり、そのままゴールラインまで走り抜ける姿は爽快感があり、観ててワクワクします。
試合中に観てて面白いプレーのひとつで、成功しても失敗しても(ボールをとれなくても)盛り上がること間違いないでしょう。
大外の味方へ一気に! キックパス
パスの記事でも解説しましたが、大外が空いているけどパスを回していたらディフェンスに対応されてしまうときなどに使います。
ライナー軌道だったり、ふわっとしたキックだったりと状況によって蹴り分けをしますが、大外の味方に一気にボールを渡すことができるため、チャンスが広がります。
ただ成功する確率も通常のパスより低いのが難点ですね。
会場を沸かせる! ドロップキック
試合が流れているときにボールをワンバウンドさせて蹴り、ゴールポストのポールの間に入れるキックで、成功すれば3点入ります。
試合中に成功させるのには、キックの精度とディフェンスのプレッシャーをものともしない強靭な精神力が必要となります。
また、キックオフやリスタートとしても使われます。
気をつけよう! ダイレクトタッチ
キックするときのルールで気をつけなければいけないのがダイレクトタッチです。
自陣22mラインよりうしろからキックしてタッチラインを直接越えた場合は、越えた位置から相手ボールのラインアウトとなりますが、22mラインより前でキックしてタッチラインを直接越えた場合は、キックした位置から相手ボールのラインアウトとなってしまいます。
これをダイレクトタッチと呼び、22mラインより前でキックする場合は必ずワンバウンド以上させて(もしくは相手に当てて)からタッチラインの外に出す必要があります。
そして自陣22mラインより前でボールをとって、自ら22mラインよりうしろに持ち込んだ場合も、直接タッチラインを越えたら蹴った位置からのラインアウトとなります。
陣地をとりに行くラグビーにとってダイレクトタッチは、陣地を獲得できず相手にボールを与えてしまう痛いミスとなります。
以上、楕円球という特徴が最も発揮されるキックについて解説しました。
次回は、最低限覚えておきたいルールについて解説したいと思います。